エメラルドハントでの基本的な立ち回りを解説します。
ルール
エメラルドハントの制限時間は3:30で、7秒に1回、マップ中央にエメラルドがわく。エメラルドは近づくと拾うことができ、デスすると持っていたすべてのエメラルドをその場に落とす。持っているエメラルドの合計が10個以上になると15秒のカウントダウンが始まる。
勝利条件
カウントダウンでの勝利
エメラルドハントでは、一定時間ごとにマップ中央にわくエメラルドを10個持つとカウントダウンが始まる。カウントダウンは15秒で、カウントダウン終わるまでエメラルドを保持すれば勝利となる。
7秒に1回エメが湧くので、14秒で2個湧きす。そのため、カウントダウン開始時、エメ差が2個以内なら、湧いたエメを拾ってカウントダウンを止められます。
エメラルドは近づけば拾うことができ、デスすると持っていたすべてのエメラルドをその場に落とす。
両チームがエメラルドを10個以上持っている場合
両チームのエメラルド数が同じ(例 10:10)
カウントダウンは始まらない。また、カウントダウン中に両チームのエメラルド数が同じになった場合、カウントダウンは中断される。
どちらかが多く持っている場合(例 11:10)
カウントダウンが始まる。
カウントダウンで決着がつかなかった場合
試合終了時、より多くのエメラルドをより多く持っていたチームの勝利となる。
基本的な立ち回り
一人でエメラルドを拾う
先述のようにデスするとすべてのエメラルドを落としてしまう。なので、全員でエメラルドを拾うと、誰か一人でも落ちればカウントダウンが止まってしまう。そのため、一人がエメラルドを集めるのが基本。
エメ拾い係でない人がエメを拾ったほうがいい場合もあります。
ミッド1、サイド2の陣形
エメラルドハントでは、真ん中に1人、右左にそれぞれ1人の陣形が基本となる。どこかをフリーにしてしまうとそこから上がられて、有利位置をとられてしまう。
ただ、この陣形では戦わないポコMAX編成というのがあります。後程紹介しますね。
ミッドの役割/立ち回り
ミッドの役割は大きく分けて次の3つ。
1.エメラルドを拾う
2.敵ミッドと撃ちあう
3.サイド対面に介入を入れる
それぞれ詳しく説明する。
エメラルドを拾う
エメラルドは中央に湧くため、ミッドがエメラルドを回収することになる。エメラルドは敵陣と自陣に交互に湧く。敵が前線にいるとき、敵陣湧きのエメを拾いに行くとほぼ確実にやられてしまう。そのため、基本的に自陣湧きのエメを拾っていき、サイドが勝ったり、敵ミッドを大きく削れたりして、敵の前線が下がったタイミングで敵陣湧きのエメを拾う。
自陣湧きをすべて拾った場合、先攻湧きなら敵陣湧きを1個拾えばカウントダウン開始時10:7になり、耐えきると勝利できる。後攻湧きなら1個とっても10:8なので、カウントダウンが止まる。
まあ、自陣湧きを全部とれるような状況は完全に盤面をとれて敵陣湧きも拾えるようなときがほとんどで、大抵は数個ずつ取ったり取られたりします。
そのため、(とった数)ー(とられた数)が先攻なら1個、後攻なら2個以上になれば勝利です。あと何個エメを拾えばどうなるのかを常に把握しておきましょう。
敵ミッドと撃ちあう
ミッドは当然、敵ミッドと対面することになる。ただ、ミッドはエメを拾うので、敵にエメをとられないことが何より重要。そのため、敵ミッドに撃ち勝ってローにしたとしても、深追いしてキルしようとしすぎないことが重要。
サイド介入をする
敵のサイドに撃ち込んでサイド対面を援護するのもミッドの役割。エメラルドハントでは、敵陣湧きをより多くとったほうが勝ちであるが、ミッドが上がらないことには敵陣湧きを拾えない。ミッドが上がるためにはサイドに上がってもらう必要があるため、味方のサイドと「はさみ」をして、敵のサイドを下がらせなければいけない。
サイドが上がってないのにミッドが上がってしまうとデスする危険性があります。最悪敵陣に全てのエメを落としかねないので、基本サイドが上がってから上がるようにしましょう。
サイドの役割/立ち回り
サイドの役割は大きく分けて次の2つ。
1.敵のサイドと撃ちあう
2.前線維持
3.前線を返す
それぞれ詳しく説明する。
敵のサイドと撃ちあう
サイドは当然、敵のサイドと対面することになる。先述したように、サイドが上がればミッドも上がれて敵陣湧きを拾えるようになるため、サイドは敵陣まで上がることが第一の目標となる。サイドが上がるためには、敵のサイドをローにするかキルすればよい。しかし、逆に対面で負けてしまうと、敵サイドに上がられることになる。そのため、サイドが不利対面なら「サイドチェンジ(サイチェン)」をするか、無理に上がろうとせず敵を抑えることに専念したほうがよい。
前線を維持する
サイドが上がれた場合、サイドは有利位置(壁裏や草むら)をとって、前線を高い位置にキープすることが仕事となる。このときどこに撃ち込むか、どの位置にいればいいかはマップによって異なるが、とにかく「敵を上がらせない」という意識で立ち回る必要がある。敵に上がらせなけらば、ミッドが上がって敵陣湧きを拾うことができる。そのうえで、もっとも重要なのは、落ちないことである。落ちてしまうともちろん前線は返され、落ち方によっては逆に詰められてしまう。
とはいえ、ずっと前線を維持し続けるのは困難な場合が多いです。そのため、落とされそうになったら下がったり、敵をキルしたりして上がられないような形でデスしましょう。
前線を返す
前線をとられたとき、不利な位置で敵と対面して押し返さなければならない。前線を返す能力があるミッドキャラも中にはいるが、そうでないならミッドは落ちてはいけないため、サイドが前線を返す必要がある。返す方法としては、強力なウルトで敵をキルしたり、壁を割ったりなどが有効。
このとき、サイド同士の相打ちは基本アドということが重要。なぜなら、前線の位置が自分たちのリスポーン地点に近いため、落ちたキャラの前線復帰が敵よりも早く、敵が戻るまでの間人数有利ができるためである。そのため、突っ込んでキルをとるのも有効である。
前線を返す能力はいろいろありますが、突っ込んでキルする系統がすごく多いんですよね。カール、ボニー、レオンのウルトもそうですし、バズやファングなどのタンクも大体突っ込みます。
編成を組む時には、押されたときにどのキャラを軸に返すか、逆に押したときどうすれば返されにくいかを考えることも重要です。
編成
ミッドキャラ
ミッドキャラはサイドに介入を入れる必要があるため、射程の長いキャラクターが適正。
オススメのミッドキャラ一覧
・MAX
MAXは現環境最強のミッドの一人で、多くのマップで最優先に採用される。MAXは足が速いため、敵の弾を避けつつ無理やり前線をあげることができる。また、MAXのウルトは非常に強力で、押された前線を返す能力も高い。
・ガス
ガスもMAXと並び最強のミッドの一人。ガスは普通の長射程キャラに比べ、若干射程が短い代わりに耐久力が非常に高い。そのため、エメラルドを楽に拾いに行けるうえ、敵が突っ込んできたときにも落ちづらい。また、カールなどの敵の攻撃を喰らいながらアドを稼ぐキャラにウルトをつけてあげることで、前線を返す事ができる点も優秀。
ガスのウルトをカールにつける動きは世界大会でも何度か見られましたね。カールのウルトはただでさえ強力ですが、ガスのウルトが加われば対応できるキャラは更に少なくなります。
また、カールのウルトが終わった後もカールが生き残れる可能性が増えるのも強力です。
・ジーン
ジーンは使い道が非常に多いため、採用率が高いミッド。ジーンは火力が出しづらい代わりに通常攻撃の範囲が非常にひろく、普通の長射程キャラに比べ射程が長い。そのため、体力の低い長射程キャラとの撃ち合いが有利で、索敵や介入の能力も非常に高い。
・ビー
ビーは撃ち合いが強いというわけでも、盤面を返せるわけでもないが、タンクに非常に強い。そのため、主にタンクメタとして採用される。
・ベル
ベルはオーソドックスな長射程キャラ。感電が刺さるマップや対面では優先してピックされる。対面能力、タンク等への対応力も無難に強いため、他のミッドキャラをピックする特別な理由がなければ採用候補となる。
・バイロン
バイロンは味方を回復できるため、介入が非常に優秀。しかし、リロードが遅く、そもそも介入にあまりリロードを割けないため、現環境ではピックされることは殆どない。
・エリザベス
エリザベスは対面能力に特化した長射程キャラ。通常+ガジェットで敵を簡単に落とすことができるのが強力。しかし、現環境最強のMAXやガスに対して強くないうえ、盤面を返す能力も低いため、エメラルドハントでの採用率はあまり高くない。
・8bit
8bitはウルトの足速とガジェットの瞬間移動でエメラルドを回収できるため、ウルトを置く場所があるマップでは強力。しかし、ウルトが貯まるまでは非常に弱いうえ、盤面を返す能力もないため、初手で前線を取られるとかなり厳しい。
スクウィークのように、ガジェット等で初手から敵を押せるキャラクターをサイドで起用したいですね。
サイドキャラ
エメラルドハントでは、今挙げたミッドキャラ以外のキャラクターは基本サイドで戦う。マップによって強力なキャラが違うため、おすすめのサイドキャラは各マップの解説に記載する。
特殊な編成
ミッド1、サイド2が基本だが、「ポコMAX編成」だけは例外。
ポコMAX編成とは?
その名の通りポコとMAXを採用した編成で、ポコとMAXの両方がミッドで戦う。
この編成では、MAXがポコの回復を受けながらミッドを制圧する。また、エメラルドはMAXが拾う。
ポコMAX編成の狙い
ミッドに2人かけると、当然片方のサイドは取られてしまうというデメリットがある。それなのにこのように立ち回る理由は2つある。
1. 確実にミッドを取れる
MAXは非常にパワーのあるため、ポコの回復を貰えば一瞬でミッドを取ることができる。例えば「エメラルドの要塞」など、ミッドを取ることが重要なマップでは、片サイドを捨てるだけの価値は十分にあるため、この編成は強力。
2. サイドを無視したい
例えば、「ごつごつ坑道」ではサイドのリコが非常に強力で、対策が難しい。そこで、下手にリコを対策するより、リコを無視して立ち回ったほうが強いことがある。
このように、サイドで対策しづらいキャラをガン無視で立ち回りたいときの選択肢でもある。
ポコMAX編成はプロリーグでも度々採用されます。癖のある編成ですが強力なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
ェメラルドハントの基本は以上です。
後は各マップの特徴を理解し、それに合わせてキャラを選びましょう。
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